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子供の前では絶対に「夫婦喧嘩」はするな!!

公開日: : 人間教育, 子育て, 本・書籍, 現代,

昨今の青少年の非行化は今なお大きな社会問題の一つです。

その根本原因をつきつめると、一言でいえば「家庭が正常でない」ことに尽きると言ってよいでしょう。

つまり、端的に言うと非行が生まれるのは家庭が面白くないというのが、その最大原因と言っていいでしょう。

 

人によっては、子供たちを取り巻く低俗なマンガや週刊誌、テレビのせいだという人もいるでしょう。

また、非行仲間の誘惑による、という人もいるかもしれません。

一見正しいようですが、さらに突っ込んで調べてみると、そうした非行少年たちに誘惑される少年少女は、すべて家庭環境が正常ではありません。いやむしろイヤでイヤでたまらないわが家といってもいいでしょう。

逆に言えば、もしその家庭が正常健全でありさえすれば、青少年の非行化は絶対に起こり得ないと断言してよいと思います。

 

そのため、家庭を楽しくすればいいわけですが、積極的に楽しい家庭にするには、簡単なことではありません。

とはいえせめて、子供たちにとってイヤでイヤでたまらないという点だけでも取り除く努力はしないといけませんね。

そうした問題はいろいろとあると思いますが、一番大きな問題は親が年頃の子をむやみに叱ることが第一です。

この点については、前の章で説明した通りです。

 

ところが、それ以外にも重大な問題があります。

それは「子供のいる前では絶対に夫婦喧嘩をしない」という問題です。

この2つは家庭生活上の最大のガンとも言えるもので、この2つが取り除かれれば、家の中が明るくなって子供たちの心の動揺というのも大体なくなるはずです。

夫婦というのは微妙な関係で、喧嘩を全然しないことはできないにしても、せめて我が子のいる前だけは、絶対に夫婦喧嘩はしない、という根本原則を確立して、これを厳守するというわけです。

 

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夫婦の不和や喧嘩ほど子供にとって家庭が不愉快になるものはありません。

それが度重なると、外向的な性格の少年は非行化に走り、内向的な性格の子はノイローゼになり、ひどい場合には自閉症や登校拒否につながってしまうのです。

 

ところで夫婦喧嘩をなくすには一体どうしたらいいのでしょうか。

私の考えでは、相手を言葉によって説教したり、教育しようなどとは夢にも考えないことです。

夫婦のうち、どちらか一方が、相手の不完全さをそのまま黙って背負っていく、という根本態度を確立するしかないと思うのです。

かつて私は登校拒否の高校生を持って困り抜いた一人の母親から相談を受けたことがありますが、その時そのお母さんに申し上げたことは

「その解決方法はただ一つあるだけです。

それは明日からあなたがご主人に呼ばれたら、家人の何人の心にも通るようスッキリした声で、心から『ハイ』と返事をなさることです。

そしてこれを明日と言わず今日帰られたら、即時実行に踏み切られるがよいでしょう」

後日、聞くところによると「登校拒否」のその高校生は、その11日後にはもう登校し出したとのことで、真の実践的心理の偉大さを私自身、改めて痛感した次第です。

ではどうしてそんな「奇蹟」が起こったかというと、母親のこの「ハイ」という返事は、我がとれないとできないわけで、その母親の「無我」の力がその高校生を蘇らせたのです。

ついでですが、子供の「登校拒否」はインテリの母親の場合に多いようですが、インテリ婦人というものは、ご主人に呼ばれても「ハイ」という返事をしない人が多いせいでしょうね。

 

私はこの歳で今なお神戸の海星女子大で教えていますが、講義に入る前の導入段階で必ず瞑目正座をさせています。

そして教室全体の雰囲気が静かになり、かすかな物音一つしなくなったのを感じたら、瞑目したままで出欠を取ります。

そしていつも申していますが「私も精いっぱい名前をお呼びしますので、あなた方も返事ははっきりと、心を込めてしてください」と申して「ハイ」という返事の徹底を期することにしています。

つまり、女子大生にも「ハイ」というは返事の躾を、それほど力を入れねばならぬほど、今日、返事の仕方が手薄になったとも言えますが、それほどまで私は、この「ハイ」という返事の持つ偉大さを痛感しているがゆえです。

「家庭教育の心得21 母親のための人間学」(森信三著)5より

 

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私が子どもの頃は、オヤジとオフクロが喧嘩する声を聞くのが本当に辛かったですね。

勘弁してくれー!と布団に潜りこんだ経験あります。

今、我が身を振り返るとどうなんでしょうか・・・。

 

大きな声で喧嘩はしませんが、やっぱり喧嘩のようなことをすることはあります。

もちろん、子どもの前では喧嘩はしません。

ですがある日、息子と夫婦で出かけた時、息子が私と妻の手を握って歩きながら、「なかよし〜」と笑顔になったときがありました。

まだ2歳ですが、きっと何か感じるところがあったんだと思います。

それを思うと、物心ついた時には考えるという行為も追加されるのでその影響は大きいんだと思います。

夫婦喧嘩はなくならないと思いますが、大火にならぬよう、小さいうちに沈静化するように戒めていかないといけませんね。

森先生は我を捨てること、と書いていますが、分かりやすくいうとお利口さんにならない、バカになるということもいいのかもしれません。

それぞれ持論やプライドを持ちすぎているがために、自分に執着してしまう。

しかし、そんなものは小さな自分が今までにこしらえたものでしかない、と割り切って相手のいうことを素直に受け入れることができるといいんではないかと思います。

まあ、言うは易し、行うは難し、ですけどね!

まずはそう思うよう努力していきます。

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