*

朱に交われば赤くなる 子供は白いキャンパスのような物

公開日: : 子育て, 教育, 江戸時代, 道徳

子供の教育には、交流する友達を選ぶことを大事にしましょう。

子供が生まれついて善で、父の教えが正しくても、自由気ままな礼儀を知らない小人と交流し、付き合うと、間違いなくその小人につられて、良く無くなります。

まして生まれつき良くない子供の場合には、そうならないはずがありません。

昔の人の言葉に「学生はたとえ学期が終わるまでに本を読まないとしても、1日たりとても小人と付き合ってはいけない」というものがあるくらいです。

一年、書物を読まないのは、良くないことだが、それよりも小人と付き合うほうが良くないということです。

悪友と付き合うことはそれほど、大きな害になります。

人が善になったり、悪になったりするのは、皆その友達によります。

昔の人のことばに「麻の中のよもぎは助けられないが、自分で直る」「朱に交われば赤くなる、墨に近づけば黒くなる」と言われるのは本当にその通りです。

若い時には血気がまだ安定しないので、見ること、聞くことに影響されやすいため、友達が良くなければ簡単に悪に染まってしまいます。

 

red to red

 

中国に、国の法律を守らず、家業に精を出さない人間を無頼と言います。

自由気ままで、父兄の教えに従わず、いたずら者です。

無頼の小人は、間違いなく酒と女、博打が好きで、注意を聞かず、恥を知らず、友人をそこなうものです。

絶対に子供を戒めて、そのような人と付き合わせてはいけません。

一度交わってしまって、影響されてしまうと、親の注意、世の中の非難を恐れず、責められることが多くて災いにあっても省みません。

幸運にも災いを免れても、大不幸の罪で悪名高くなります。

災いを免れない人は人生を失い、家を費やすことになります。

悲しいことです。

(和俗童子訓)

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
<感想・考察>

子供のこころは白いキャンパスのようなものですね。

親の言うことは何の疑いも無く素直に受け入れるし、すぐに真似をする。

親を見ても子供はわからないが、子供を見れば親がわかるというのは至言です。

付き合う友人も同じことが言えるんですね。

共働き世代が多い現代で、親以上に長い時間接するのが先生であり、友達であることを考えると、きっとそうなんでしょう。

私は昔、川口という町に住んだことがあるのですが、そこのマクドナルドでは小学6年生くらいの男の子たちが2〜3人で座っていました。

ふと目をやると、飲み終わったコーラorジュースのコップから氷の粒を取り出し、どこかに投げていました。

子供がこのような遊びをしているということは、親はそれをたしなめず、むしろ親のことをどこかで真似をしてそんな遊びをしているんだと思います。

もし、自分の息子がそんな子たちと遊ぶようになったら、きっとおもしろがって氷の粒を飛ばすんだと思います。

引っ越し等を考える時には、自分の子供と同年代の子供たちが引っ越し先の町でどんな素行をしているのか、チェックしておきたいですね。

関連記事

立腰(腰骨を立てる)は性根を入れる極秘伝

前にも申した通り、私は人間として大事なことの 第一として「いったん決心したら、たとえ石にかじり

記事を読む

「教育は早いうちから」 江戸時代の子育て本 和俗童子訓に学ぶ 1

「和俗童子訓」は江戸時代の学者、貝原益軒が1710年に著述した書物で、日本で最初にまとまった教育論書

記事を読む

子供や若者は車内では必ず立つように躾よ

一大実践目標 今から三年ほど以前に、私どもの同志の中で、とりわけ異彩を放つ山本紹之介君は、毎月

記事を読む

お母さんの祈り

『イソップ物語』にある寓話だと思いますが、北風と太陽とがあって、あの子のマントをどちらが早く脱がすこ

記事を読む

父親はわが子を一生のうちに三度だけ叱れ

父親の本務とはいったいなんでしょうか。 第一に、家族を養い育てる経済力です。 これは前にも書

記事を読む

真の愛情は、母親の「人間革命」によって

真の愛情とは 今まで、子どもの「人間教育」について、親としてぜひとも心がけていただきたいと思う

記事を読む

根を養えば樹はおのずから育つ

森信三先生講述から選んだ1〜30に及び、語録をお読みになられ、いかがお感じになられたでしょうか。

記事を読む

「詰め込み教育をするべきである」 江戸時代の子育て本 和俗童子訓(貝原益軒)6

子供が小さいときから、父、母、兄等の年長者に仕えさせ、お客様に対しては礼をもって応対し、読書、習字、

記事を読む

兄弟喧嘩は神がネジ巻きをした変態的スポーツ

親でありながら、我が子のどちらかを偏愛するなどとは、ちょっと考えられないことのようです。 しか

記事を読む

子どもの躾は母親の全責任!!

学校はあくまで知識を授ける場であって、「人間」としての軌道に乗せる八割以上の責任は、結局生んだ者の責

記事を読む

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

十一 子供の教育

夫婦間の危機 前章では、一応「夫婦のあり方」について申しましたが、大

十 夫婦のあり方

夫婦のきまり 私も今までずいぶんと結婚式の披露宴のお招きを受け、祝辞

九 家づくりの年代

持ち家への夢を 先に申したとおり、われわれは人生を大観した上で、大体

八 財の保全と蓄積

すべて最大活用 前章においては「健康管理」の問題をとりあげ、われわれ

七 健康管理と立腰

健康とは 今日のような時代わたしたちは天災・人災のいかんをとわず、い

→もっと見る

PAGE TOP ↑