子供の好きなこと、親がしっかり選んでる?
幼い時から大人になるまで、父となって育てる者は子供が好きになることに気をつけて選び、子供の好みに任せてはいけません。
子供の好きにして、良し悪しを選ばないと、たいていの場合、あまり良くないほうに向かってしまい、後々、癖になります。
一度、良くないほうにむかってしまうと、良いほうに戻らず、禁じても改まず、一生やめられないでしょう。
だから、まだ子供が何かに染まる前に、早く禁じたほうがよいです。
油断して、その子の好みに任せてはいけません。
特に豊かな家庭で育つと物も溢れていて自由なので、子供が好きな方に向かいやすく、溺れやすくなります。
だから子供を育てるには、油断して子供の好みに任せてはいけません。
早く禁じましょう。
これをおろそかにしてはいけません。
用意しておくことが大事なのはこれが理由です。
(和俗童子訓より)
ーーーーーーーーーーーーーーー
【感想・考察】
悪い好みと、良い好み。
悪い良いは主観なのでいちがいには決められませんが、子供をどう育てたいか、によって左右されるのでしょうか。
例えばうちの子供には、礼儀がしっかりと出来る人間にしたいと思っています。
今のところ、礼儀を欠くような遊びはしていないですが、ちょっと気になる発言をします。
よくオナラをするのですが、「おならプーした」と楽しそうに言うんです。
本人は遊びではないかもしれませんが、周りの人が面白がる(苦笑?)ので、結構な回数、言います。
一日に10回以上は言ってるんじゃないでしょうか。
周りが面白がるので、本人も楽しくなって言っちゃうんだと思います。
もしかしたら大人になっても、面白がってオナラをすることになるかもしれない。あんまり考えられないですが、、、
そこで真剣な面持ちで、「失礼いたしました」と言わせるように言い聞かせています。
関連記事
-
-
「詰め込み教育をするべきである」 江戸時代の子育て本 和俗童子訓(貝原益軒)6
子供が小さいときから、父、母、兄等の年長者に仕えさせ、お客様に対しては礼をもって応対し、読書、習字、
-
-
「早期教育でなければ意味が無い」 江戸時代の子育て本 和俗童子訓(貝原益軒)8
子供を教育するには、早いほうがいいです。 それなのに、あまり教育を知らない人は、子供を早くから
-
-
「子供を育てるときの心がけは人としての真心」 江戸時代の子育て本 和俗童子訓(貝原益軒)7
小さいときから、 心持ちは柔らかに 人を慈しんで 情の気持ち持って 人を
-
-
夫婦は1日に1度は二人だけで話す機会を
家庭教育について、その根本をたぐっていくと、結局、夫婦のあり方に帰着するように思われます。 そして
-
-
子供には小さいときから礼儀を教えよう
礼儀は世の中に常にあり、人として生きる作法です。 礼儀がないのは人間の作法ではありません。動物
-
-
子供の先生を選ぶ基準は才能?それとも人柄?
子供に学問を教える時は、初めから人柄の良い先生を探しましょう。 才能や知識があっても、善徳を持
-
-
根を養えば樹はおのずから育つ
森信三先生講述から選んだ1〜30に及び、語録をお読みになられ、いかがお感じになられたでしょうか。