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女子の教育は「家事」を手伝わせるのが秘訣

公開日: : 人間教育, 子育て,

前に、「わが子に、人間としての性根を養うには、結局腰骨を立てさせるほかない」と力説しました。

立腰(腰骨を立てる)は性根を入れる極秘伝

これは男女問わず、何よりもまず身と心が一体であるという点から当然の心理です。

つまり「心を立てようとしたら、まず身を起こせ!」というわけです。

とりわけ男子は四六時中、この「腰骨を立て貫く」以外に、真に主体的な人間になる決め手はないと言えるでしょう。

 

ところで女子は、この立腰のほかにも一つ重要なことは、膝頭からくるぶしまでの間、両脚をきちんと合わせて、絶対に開けないように、ということです。

これが女子においては最も重要な躾であり、女子教育の最大の基礎はこの一点にあるとも言えるでしょう。

ではこれはどうしてかと、疑問に思う人がいたら、それは男女両性の違いによるとしか、答えようがないわけです。

 

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大体、女性というものは、結婚すれば主婦として家庭における「太陽」となり、また母としては「家庭教育」の中心責任者となるわけです。

ですからその任務が重大なだけに、その責任もまた重いわけです。

そのため、女子教育というものは、自然と男子のそれとは異なるところがあって当然です。

そして、そのような面からいって、女子の教育、特に躾は男の子よりうんと厳しくしなくてはならないと言えるでしょう。

というのも、男子はいったん世の中に出ると、社会的に鍛錬される機会が多く、否応無しにそれを余儀なくされますが、女子のほうが、子どものころにしっかり躾けておかないと、結婚後厳しく教育される機会がないからで、この点は実に重要な点と言ってよいでしょう。

 

そう意味からして女の子には、家庭教育において何が一番大事かと申しますと、まず「家事」を手伝わせる以外に道はないと思います。

女の子は小さい頃から、家事の手伝いをさせて、家事に馴れ親しむように育てるということです。

現在、多くの家庭のように、女の子でありながら大きくなるまで、ろくに手伝い一つさせないで育ててしまっては、結婚していざ家事をしなければならなくなった時、とかく面倒がるのは当然です。

家事を手伝わせるといっても、決して母親が楽になるなどというためではありません。

目的はわが子自身の将来のために、躾けておかねば可哀想だという母親の愛情から出ることです。

 

家事も少しずつ手伝わせるのがよいでしょう。

例えば最初の間は、親の洗ったお茶碗を拭くことだけさせる。

これなどは洗うと同時に、自分で一気に仕上げたほうがはるかに早く済むわけですが、それを「○○ちゃん、ちょっとお母さんのお手伝いをしてちょうだい!」というふうに言って手伝わせるようにするのです。

このように最初はごくカンタンなこと少しずつ手伝わせて、次第に慣れてきたら、今度は一人でやらせるようにする。

また一人でやれるようになったら、次には一歩を進めて、一人で洗わせるようにする。

また洗うことが楽しんでやれるようになったら、今度は湯沸かしだけは一人で責任を持ってやらせてみる。

というふうに、順に一段ずつ進めて、決して無理をさせないということが秘訣です。

このように、わが子の前途を考えた場合、この程度の躾は、どうしてもしておかなければ、将来必ず困るに決まっているという見通しの明察と、それに伴う一歩一歩の着実な努力があってこそ、初めて真に母親の愛情と言えましょう。

 

また、わが子の将来をよく考えたならば、女の子は小さいときから、外出を控えめにさせるくらいの心の用意が、母親たる者には必要でしょう。

なぜかというと、元来男は外で働くもの、女は家を守るものということは、いかに世の中が変わっても根本的には変わらぬ男女の受け持ちの相違です。

確かに今日では、女性でも外で働く人も少なくないですが、しかしそれは本当ではないと思うのです。

つまり子どもを産みわが子を育てることが男の役目とならない限り、男は外で働き女は家を守るというこの人類の根本原則は、根本的には変わりはないわけです。

ですから、女の子には外出好きな女性にしないように育てることが大切で、それというもの外出好きな女性は何と言っても、出費の原因となるからです。

 

それから女の子はなるべく外食の習慣をつけないようにしたいものです。

それゆえ私も海星女子大の学生には、なるべく弁当を持参するようにと話をしているのです。

そしてこれが将来お金に不自由しない人間になる一つの秘訣だと伝えています。

そこで弁当を持ってきて、弁当代が浮いたらそれを蓄えて一万円に達したら、スカートの内側にでも縫い込んでおく。

そうしておけば、たとえハンドバッグを強奪されて無一文になっても、一万円札が一枚あればタクシーに乗って家まで帰れることができるので,

万一の場合の安心感と自身を持つことができます。

ここまできて初めて「生きた教育」のいったんに触れるかと思うのですが、いかがでしょう。

 

それから二、三申し上げますと、女の子は小学校4年か遅くとも5年生になったら、父親の靴を磨くように躾けていただきたいものです。

そして自分の靴を磨いたついでに、父親の靴を知らぬ間に磨いてくれるような娘に育ってくれれば、親として本当に心安んじられるのではないでしょうか。

それからもうひとつ特に注意したいことは、娘は中学生になったら自分の下着は自分で洗わせることにし、是非これを励行させたいものです。

早くからそういう躾をしておけば、自然と素直な娘に育ってくれるわけです。

そして進んで家族の洗濯や干し物の整理をするような娘に育てることは、将来に備えての真の愛情ではないでしょうか。

「家庭教育の心得21 母親のための人間学」(森信三著)9より

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森氏は男は外で稼ぐ、女性は家を守るというという固定観念が凄い強いなあと思っていましたが、この女の子を育てる話においてはそれは本当に強烈に出てきていますね。

現代は本当に女性が働く時代になっているので、家を守るだけというのはどうなんでしょうか。

一点、森氏の言うことで気になるのは産んだ親が育てるべき、というが気になっています。

お腹を痛めた親が育てるほうがよい、というのは何か真理がありそうです。

男性として見る子ども、女性として見る子ども、それぞれ捉え方が異なります。それによって役割釜違うというのは当然のこと。

女性からすると、自分のお腹を痛めた赤ん坊だから、絶対に守り抜く、というような意気込み、意思があるのかもしれません。

 

私はもともと女性が働きたければ働いてもらえばいいという考えです。

ですが、最近、子どもを育てるということを考えると、女性には家に居てもらったほうがいいのかもしれないと思うようになっています。

子どもを保育園に預けているのですが、そういうところだとやはりみんなを平等に、言い換えると均一的に扱うので、それが子供にとって良いことなのか、と。

確かに友達と一緒に遊ぶことで社会性を身につけることができます。

が、四六時中でなくてよく、それこそ午後は子供のことを一番わかっている母親が面倒を見るほうが、その子にとっていいのではないかと思っています。

いろんな意見があるとは思いますが、私自身は最近、そんな風に考えるようになっています。

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