「子供を育てるときの心がけは人としての真心」 江戸時代の子育て本 和俗童子訓(貝原益軒)7
小さいときから、
心持ちは柔らかに
人を慈しんで
情の気持ち持って
人を侮らず
常に善を好むように
人を愛し
仁を行うこと
を子供の教育するときの心がけとしましょう。
他人が自分の思い通りにならず、
顔を険しくして、
言葉を荒げて、
怒り、
罵らせてはいけません。
子供が仁なく、人を苦しめて、侮って、情がないようなそぶりをみせたら、早く注意しなければなりません。
人に対して温和であっても、その身の施し方が正しければ、幼くても人を侮りません。
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<感想・考察>
<感想・考察>
人間としての当たり前のことを子供に教える。そんな単純なことなんですが、親がその当たり前のことをわかっていて、行動しているかどうか。それが試されますね。
子育ては本当に親が人間力が試されるなあと近々実感しています。
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