*

「子供を育てるときの心がけは人としての真心」 江戸時代の子育て本 和俗童子訓(貝原益軒)7

公開日: : 子育て, 教育, 本・書籍, 江戸時代, 道徳

小さいときから、
心持ちは柔らかに
人を慈しんで
情の気持ち持って
人を侮らず
常に善を好むように
人を愛し
仁を行うこと
を子供の教育するときの心がけとしましょう。
他人が自分の思い通りにならず、
顔を険しくして、
言葉を荒げて、
怒り、
罵らせてはいけません。
子供が仁なく、人を苦しめて、侮って、情がないようなそぶりをみせたら、早く注意しなければなりません。
人に対して温和であっても、その身の施し方が正しければ、幼くても人を侮りません。
真心
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
<感想・考察>
人間としての当たり前のことを子供に教える。そんな単純なことなんですが、親がその当たり前のことをわかっていて、行動しているかどうか。それが試されますね。

子育ては本当に親が人間力が試されるなあと近々実感しています。

関連記事

九 家づくりの年代

持ち家への夢を 先に申したとおり、われわれは人生を大観した上で、大体の目標を決め、その達成に取り組

記事を読む

夫婦は1日に1度は二人だけで話す機会を

家庭教育について、その根本をたぐっていくと、結局、夫婦のあり方に帰着するように思われます。 そして

記事を読む

腰骨を立てる

まず腰骨のことからお話ししましょう。 私という人間は、幼いときから身体は弱いばかりでなく、頭も

記事を読む

「子供を愛しすぎてはいけない」 江戸時代の子育て本 和俗童子訓(貝原益軒)2

<和俗童子訓の現代語訳 2> 子供がうまく育たないのは、両親、育てる人が教育について、正確なこ

記事を読む

真の愛情は、母親の「人間革命」によって

真の愛情とは 今まで、子どもの「人間教育」について、親としてぜひとも心がけていただきたいと思う

記事を読む

朱に交われば赤くなる 子供は白いキャンパスのような物

子供の教育には、交流する友達を選ぶことを大事にしましょう。 子供が生まれついて善で、父の教えが

記事を読む

子供の前では絶対に「夫婦喧嘩」はするな!!

昨今の青少年の非行化は今なお大きな社会問題の一つです。 その根本原因をつきつめると、一言でいえ

記事を読む

子供の先生を選ぶ基準は才能?それとも人柄?

子供に学問を教える時は、初めから人柄の良い先生を探しましょう。 才能や知識があっても、善徳を持

記事を読む

「寒さと飢えが子供を丈夫にする」 江戸時代の子育て本 和俗童子訓(貝原益軒)3

<和俗童子訓の現代語版 3> 厚着や、飽食は、病気の元です。 薄着で、小食であれば、病気

記事を読む

子供には小さいときから礼儀を教えよう

礼儀は世の中に常にあり、人として生きる作法です。 礼儀がないのは人間の作法ではありません。動物

記事を読む

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

十一 子供の教育

夫婦間の危機 前章では、一応「夫婦のあり方」について申しましたが、大

十 夫婦のあり方

夫婦のきまり 私も今までずいぶんと結婚式の披露宴のお招きを受け、祝辞

九 家づくりの年代

持ち家への夢を 先に申したとおり、われわれは人生を大観した上で、大体

八 財の保全と蓄積

すべて最大活用 前章においては「健康管理」の問題をとりあげ、われわれ

七 健康管理と立腰

健康とは 今日のような時代わたしたちは天災・人災のいかんをとわず、い

→もっと見る

PAGE TOP ↑