*

子供の先生を選ぶ基準は才能?それとも人柄?

公開日: : 子育て, 教育, 道徳

子供に学問を教える時は、初めから人柄の良い先生を探しましょう。

才能や知識があっても、善徳を持たない先生につけてはいけません。

なぜなら先生は子供が見習うお手本だからです。

 

学問は、その内容をきちんと選んで学ばせましょう。

悪いことを学ぶと、人間性を損なってしまいます。

一生、学問をしても良い方向には進みません。

一度良くないことを学べば、後で良いことを聞いても変わりません。

 

また、才能や能力があって高慢の人が良くない学問をすれば、善に変わらないだけでなく、悪知恵を働かせて人格がさらに良くなくなっていきます。

このような人にはとにかく、小学の法や謙譲をもって自分が全て正しいわけではないことを徹底して、教えを訂正しましょう。

そして温和で愛の心持ちを第一として、年長者を敬い、正直、礼儀、恥を教えて、高慢の気持ちを崩しましょう。

 

才能豊かだと、性根がよくなく、むしろ悪いこともあります。

まず謙譲の心を教えて、その後に学問や技能を習わせましょう。

森信三

森信三氏に教育してもらいたかったです。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

<感想・考察>

今の教育は、ほとんど逆だなと、まず感じました。

幼稚園から大学まで、知識や技術を高めて行く教育がメインで、人間教育という意味では、その時の担任の先生に委ねられているのがほとんど。

親としては担任の先生までは選べないので、幼稚園や学校の教育方針をしっかり調べて、吟味しないといけないですね。

私の息子が一番始めにはいって保育園は、武道の精神を大切にして、礼をしっかりと教えたり、空手の型のようなものを舞う発表会などがありました。

私自身も柔道をしていたので、武道を通して礼儀を学ぶ、また精神を修養するという考え方には賛成だったので、その保育園に預けてよかったと思っています。

今の保育園はそのような明確な方針がないので、ちょっとモノ足りてないですが、今後、幼稚園、小学校を選ぶ時には、相当な力を入れて調べようと思います。

子供はまだ、幼稚園、学校を選べないですからね。

関連記事

子どもの躾は母親の全責任!!

学校はあくまで知識を授ける場であって、「人間」としての軌道に乗せる八割以上の責任は、結局生んだ者の責

記事を読む

父親人間学

家庭の危機 戦後20年たったころから「親子の断絶」というコトバが叫ばれ、人間疎外とか父親不在とかい

記事を読む

子供を褒めてはいけない?

人の徳の中でも悪いのは、高慢なことです。 高慢だと自分はいつも正しいと思い込み、悪いところに気

記事を読む

叡智と実践力

戒・定・慧 前章でお伝えしたように、われわれ人間は宇宙生命の根源力によって、この地上にその「生」を

記事を読む

女子の教育は「家事」を手伝わせるのが秘訣

前に、「わが子に、人間としての性根を養うには、結局腰骨を立てさせるほかない」と力説しました。

記事を読む

「子供を育てるときの心がけは人としての真心」 江戸時代の子育て本 和俗童子訓(貝原益軒)7

小さいときから、 心持ちは柔らかに 人を慈しんで 情の気持ち持って 人を

記事を読む

兄弟喧嘩は神がネジ巻きをした変態的スポーツ

親でありながら、我が子のどちらかを偏愛するなどとは、ちょっと考えられないことのようです。 しか

記事を読む

一生の見通しと設計

洞察と先見 前章においてわたくしは知慧のはたらきについて説明しましたが、これらの種々層を支える最も

記事を読む

十一 子供の教育

夫婦間の危機 前章では、一応「夫婦のあり方」について申しましたが、大変な難しさを痛感いたします。

記事を読む

明日の日本を

五事を正す いよいよ最終章になりました。 一貫して申し上げてきたことは、森信三先生の教えに沿

記事を読む

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

十一 子供の教育

夫婦間の危機 前章では、一応「夫婦のあり方」について申しましたが、大

十 夫婦のあり方

夫婦のきまり 私も今までずいぶんと結婚式の披露宴のお招きを受け、祝辞

九 家づくりの年代

持ち家への夢を 先に申したとおり、われわれは人生を大観した上で、大体

八 財の保全と蓄積

すべて最大活用 前章においては「健康管理」の問題をとりあげ、われわれ

七 健康管理と立腰

健康とは 今日のような時代わたしたちは天災・人災のいかんをとわず、い

→もっと見る

PAGE TOP ↑